モンゴルの子供たちに「音楽の心と夢」を!
(株)鈴木楽器製作所からオブス県に対してメロディオンの贈呈が

 今回の視察団の目的の一つとして、モンゴル国の児童音楽教育に、器楽合奏のカリキュラムを導入するための調査研究がありました。この一環として、淡路市の小学校視察では、リコーダーなどの器楽合奏の授業を見学しました。この視察の趣旨に賛同された浜松市に本社を置く大手楽器メーカーである(株)鈴木楽器製作所からオブス県に対してメロディオン(鍵盤ハーモニカ)の贈呈が行われました。本社から来られた林取締役営業部長からオブス県のヤダムスレン氏に対して贈呈が行われるとともに、鈴木禮子社長のメッセージが紹介されました。



オブス県ヤダムスレン課長に楽器が
贈呈されました
(メッセージ要旨)
 当社は、今年で創業60周年を迎えた静岡県の浜松市にある会社です。創業当初より一貫として教育楽器を中心に製造・販売をしております。特に鍵盤ハーモニカという教育楽器を世界で初めて開発し製造した会社です。私ども楽器のメーカーとして、また音楽に携わる者として、モンゴルの音楽教育に少しでも貢献できますよう、このたび当社の鍵盤ハーモニカ「メロディオン」を寄贈させて頂きました。本日贈呈させて頂く、このメロディオンをご活用頂き、モンゴルの子供たちにも「音楽の心と夢」を育む活動のお手伝いをさせて頂ければ幸いと思っております。最後に、皆さんの活動を通しまして、モンゴルと日本の交流が長く将来にわたって続きますことをお祈り致します。


実行委員の皆さん、ありがとうございました!!
第2回大好きなモンゴル展実行委員会紹介

 来場者の皆さん、そして何よりも遠く離れたマルチン郡から来られた皆さんに、心から楽しんでもらえるプログラムと設営を。神鋼環境ソリューション労働組合若手組合員をはじめ、当活動に御賛同頂いた有志の方々、モンゴル国からの留学生の方々、また、過去の図書贈呈団員の方々に、実行委員として今回はご協力頂きました。実行委員のメンバーからは、「国を越えた人との交流は素晴らしい」といった感想や、「これからもこの交流を末永く続けて頂きたい」といった意見を頂きました。


実行委員の皆さん ※順不同

  木庭大輔さん、三阪典之さん、上村大輔さん、村上吉明さん、小野雄基さん、小野田草介さん、藤澤卓さん、
芝真理子さん、清原泉さん、森本由紀子さん、松原義昭さん、大野公一さん、山口浩之さん、坂本憲太郎さん、
永野竜規さん、石田健司さん、吉本真由美さん、池田哲也さん、サイハナさん、フフデルゲルさん、ハギーさん、
トゴスマさん、他モンゴル国留学生の方々
執行部
  川端健、溝口真二、三枝大輔、角尾隆、福井篤史、細谷仁人、山本雅也



長年の交流に対しての敬意と益々の
交流促進へのあいさつが

株式会社神鋼環境ソリューションを表敬訪問しました

 3月8日午前、モンゴル国からの教育施設視察団による株式会社神鋼環境ソリューションへの表敬訪問が行われ重河社長との面談が行われました。
 重河社長からは、神戸製鋼グループが甚大な被害を被った阪神・淡路大震災時のモンゴル国からの支援に対する感謝と共に、一昨年の東日本大震災時にも、モンゴル国が国を挙げて支援を行ったことに対して謝辞が述べられました。またこれまで数回にわたって労組の若者たちをモンゴル国に受け入れ、長年にわたって交流が継続していることに対して敬意が表されました。
 対して、視察団一行を代表してデムベレル博士より、これまでの図書贈呈団活動に対する感謝と、今後の交流促進への会社としてのさらなる応援についての願いが語られました。
 最後に重河社長よりマルチン郡小中学校へ、バスケットボールが贈呈されました。会社正面玄関のポールには、両国の友好の印として、社旗と共にモンゴル国および日本国の国旗が掲揚されていました。



終始、和やかな雰囲気の中で行われた会談


重河社長からノロフ先生にバスケットボールの贈呈が


草原の国、モンゴルへ
第4次図書贈呈団員の紹介

 5月28日から、4回目となる図書贈呈団がモンゴルを訪問します。今回は三枝事務局長を団長として、若手メンバーで構成された派遣団となります。また前回からこの活動に賛同し合同参加されている神鋼鋼線工業労働組合からも2名の方が参加されることになりました。今回もきっと新しいドラマが生まれることでしょう。


第4次図書贈呈団メンバー


左から、薫 伸浩・細谷 仁人・三枝 大輔・内田 雄大・藤澤 卓・小野田 草介


前回に引き続き神鋼鋼線工業労働組合からも参加頂くことに!
左から、丸山 聡さん・山田 将大さん


今回の交流に対するメンバーの意気込み!!


○団長 三枝 大輔(事務局長)
 第4次図書贈呈団の団長として初めてオブス県マルチン郡へ行ってきます。これまでの贈呈団の思いを引き継ぎ、今回の交流と新しい出会いを、同行する若い組合員たちと共に触れ、共に感じて、今後のモンゴルとの交流がさらに深まるように役割を果たしたいと思います。第4次図書贈呈団の足跡を、モンゴルにしっかりと刻んできます!


○事務局 細谷 仁人(執行委員)
 第4次図書贈呈団に任命頂きありがとうございます。諸先輩達が築いて下さった尊いモンゴルの人との交流の絆を、少しでも深めたいと強く感じております。日本では感じられない大自然を5感全てで思う存分感じてきたいと思います。また、私事ですが、父親になってはじめての海外です。モンゴルの親は子供とどのように触れ合い、絆を深めているのかもよく学んできたいと思います。


○内田 雄大(播磨ブロック ブロック委員)
 今回、モンゴルに行くことが決まり、過去にモンゴルに行った先輩方の話や資料などを読みモンゴルの子供達との交流や、日本との文化や生活の違いなど、現地に行き、直接肌で感じることができることを楽しみにしています。また、その経験を通じ自分にとって成長することができればと思います。


○藤澤 卓(会計監査委員)
 『継続と変革』 良き伝統を引き継ぎ、新たな風も吹きこむ。
 自分にしかできないこと、自分にしか伝えられないことを伝えてきます。そして沢山のことを教えてもらってきます。体当たりしてきます。広大な大地で待っている出来事に全身全霊で!


○薫 伸浩(本社・研究所・大阪ブロック ブロック委員)
 モンゴルの人達にとっても、私達にとっても、今回の訪問はお互いの一生の財産になると思いますので、沢山のものを感じてもらい、持ち帰りたいと思います。また今後の仕事に生きる何かも会得して帰りたいです。


○小野田 草介(本社・研究所・大阪ブロック ブロック委員)
 私は神戸市垂水区出身ということもあり、阪神・淡路大震災の記憶は鮮明に残っております。モンゴルが真っ先に支援してくれたということに関しては、被災者として非常に感謝しております。
 このたび、第4次図書贈呈団員に任命されたことを大変光栄に思うと同時に、被災者の一員として精一杯の恩返しができればと思い、モンゴルへ行ってまいります。


○丸山 聡(神鋼鋼線工業労働組合 執行委員)
 いざ自分が行くとなると「何ができるのか?」ということで不安ですが、見識を深めるいい機会だと考えています。
 滞在中に多くのことを感じ取り伝えるために、進んで多くのものに触れたいと思います。


○山田 将大(神鋼鋼線工業労働組合 青年部長)
 28歳にして初の海外渡航を前に、期待と不安の両方があります。一つひとつの出会いを大切に、自分自身がひと回り大きくなって帰国したいと考えています。