第5期ビジョンづくり委員会のスタートにあたって
「環境活動を通じて
 私たちができる社会貢献を!」

img1_1.jpg
神鋼環境ソリューション労働組合  
執行委員長  大 野 公 一


 第5期ビジョンづくり委員会のスタートに当たり、主催者を代表して一言ご挨拶をさせていただきます。
 ビジョンづくり委員会とは、会社が業務を通じて行うOJTや研修とは異なり、具体的なアウトプットや目に見える成果を求めるものではなく、毎回のステージに参加することで、同世代の若者が仲間となり、同じ時間を共有し、真剣な議論を通じて、結果として参加者が成長することを目的としています。
 言い換えれば、労働組合が「ビジョンづくり委員会」という交流と学びの場を提供することで、参加者自らが、それぞれの「やりがい」や「満足感」や「幸せ」について考える。労働組合の行う「人づくり」なのだと思っています。
 前第4期は「会社に所属する満足感について考えよう」をメインテーマとして、2年間で7回のステージを開催してきました。また、後半年度には当ユニオンも協力を行っている「はりまエコハウス」の開設に伴って、環境学習プログラム作りや環境セミナーの開催など、環境問題をテーマにしたステージを開催してきたところです。
 特に、自分たちで具体案を作り、マニュアルの作成や教材の手配を行い、最後は実際に学習体験を行って形にしてきた環境学習プログラムは、すでに800名程度の一般参加者に体験してもらい、大きな成果になったと考えています。
 今回、メインテーマを決めるにあたっては、前回の「会社に所属する満足感について考えよう」というテーマが、参加者から「テーマが大きすぎてイメージがつかみにくかった」という声も聞かれていたこともあり、第4期のメンバーが第5期の後輩たちに引き継いでいきたいと考えた2つのポイントの「体験型の活動を通じて自らが成長する」、「本音のディスカッションにより仲間のつながりを広め、そして深める」ということを基本に検討を進めました。そして、後半年度からの流れを継承したうえで、環境問題を切り口とした「環境活動を通じて私たちができる社会貢献を!」というメインテーマにまとめたものです。
 今回は、第5期ビジョンづくり委員となったみなさんが初めて集まる、まさに活動のキックオフという機会なので、まずはこの委員会の趣旨とこれまでの経過を知ってもらうこと、そしてお互いが知り合い遠慮なく自分の意見を言えるようになることを目的に、合宿という形にしてみました。
 この第1ステージのメイン講演は、第4期でも講演いただいた環境カウンセラーの岡田先生のお話を聞くことになっています。講演の後には、岡田先生を交えたフリーディスカッションの場が予定され、翌日にはグループワーク、バイオディーゼル燃料の精製施設の見学会も計画されており、非常に盛りだくさんの内容になっています。
 事務局としても、全てのみなさんに「参加して良かった」と思ってもらえるように企画を練り上げてきたので、どうか、他人の意見を聞き、考え、積極的に自分の意見を発言して、みなさん自身で第5期のビジョンづくり委員会を盛り上げてもらいたいと思っています。