ご 挨 拶
執行委員長  大 野 公 一


 第4期(2008年9月1日〜2010年8月31日)のスタートにあたり、第4期執行部を代表してひとことご挨拶をさせていただきます。
 前第3期(2006年9月1日〜2008年8月31日)の2年間を振り返ると、第3期は「神鋼連合の一員として『人』に焦点を当てた着実な運動を展開しよう!」というスローガンのもと、当労組の理念に基づく活動を実施してきました。
 08春闘では、ワークライフバランスの実現に向けた取り組みとして、総合労働条件の改善に向けた取り組みを展開した結果、組合要求に対し評価のできる内容での会社回答を引き出すことができました。また、一時金業績連動型決定方式の見直しについても、実質的に下限水準が引上げられるなど、組合員の生活の安心と安定につながる結果を獲得できました。
 一方、活動面においては、オープンハウスのセミナーとして2度にわたる環境セミナーを開催するとともに、その他、各種セミナーを開催してきました。青年層の育成という面では、播磨青年部の活動やビジョンづくり委員会の活動を積極的に行ってきました。後半年度のビジョンづくり委員会では、新しく立ち上げた環境活動の実行委員として、環境学習プログラム作りに取り組み、ひょうご環境体験館の基本プログラムとしての実績を残すことができました。またモンゴルとの交流では、前半年度に第2次となる図書贈呈団を派遣し交流のバトンを受け継いできました。組合員のお子さん達に描いてもらった絵によるマルチン郡での絵画展の実施など、新たな交流の輪が広がっており、みなさんにもご協力いただいた社内や社外のチャリティバザーの開催も軌道に乗ってきました。その他、JCV支援につながるプルトップの回収活動も開始してきたところです。
 今回スタートした第4期では、こうした前期の活動を受け継ぎ、さらに活動の輪を広げるとともに内容の充実について取り組んでいきたいと考えています。
 第3期から引継がれた課題としては、引き続きビジョンづくり委員会を中心とした若手層の育成や、環境活動の充実と次のステップへの推進などの取り組みがあり、活動の裏づけとなる財政面での中期的な検証も課題としてあげられています。そして安全については、安全で安心して働くことのできる職場は働く上で最も基本となると考えています。残念ながら昨年12月に起こった重大災害により仲間の尊い命を失いましたが、二度とこのような災害は起こしてはならず、まさに「労働災害の撲滅は家族を含めた永遠の悲願」なのです。引き続き「自分の身は自分で守る」「仲間の身も自分で守る」の精神で、労働組合として安全に敏感な人材の育成に取り組んでいきたいと考えています。
 また新たな課題としては、神鋼連合が取り組む社会貢献活動に対し、神鋼連合に加盟する中核組合のひとつとして検討段階から積極的に参画していく必要があるといえます。
 このように、さまざまな諸課題がある中で第4期がスタートしたわけですが、新執行部一同、精一杯の努力を行うつもりですので、みなさんのご支援をよろしくお願いいたします。


第4期執行部