ふりかえりシート


 ふりかえりシートとは、それぞれの学びを整理し、分かち合うことで学びを深めるのが狙いです。
 今回、環境学習プログラムづくりや岡田先生の講演を聴講した体験を振り返り、個人個人の気付きや学びを自分なりの言葉として整理しました。

●私がうれしかったのは、
(角尾)皆で集まって、グループワーク等を通じて意見を出し合い、個々の環境に対する考え方や見方を一部ですが知ることができ刺激になりました。
(丸井)身近な淡路島を舞台に「あわじ菜の花プロジェクト」という壮大なプロジェクトが進行中であることがうれしくもあり、今後も楽しみに思った。
 その後も、淡路島での取組みを色々と調べてみると、タマネギからメタンガスを生成する研究もされるらしく、当該地ならではのエコ活動が展開されていくことに今後も関心を持ちたい。
(原田)講演を通して、自然エネルギー活用に関してまとまった知識を得られたこと。
 環境教育プログラム作りで、アイディアが繋がっていく面白さを少し実感できたこと。
 エコカラムの存在を知ったこと。
(細見)エコハウスの企画で、風船企画やピクニック企画など楽しそうなことを皆で企画することができ、うれしかったです。
 岡田先生の話をバイオディーゼルプラントの見学をして、環境活動を肌で感じることができ、うれしかったです(普段環境の仕事をしていない私にとっては非常にうれしい)。
(石井)今回の研修を通して、参加者とうち解けることができた。これまでは、固い話しかできなかった人とも冗談を言えるようになった。
(坂本)久しぶりに「ビジョンづくり委員会」に参加できたこと。

●私が驚いたのは、
(角尾)同業他社を含み、様々な企業がCSR活動の一環として環境学習に取り組んでいることを知り驚きました。我が社も環境ソリューション企業として、このような視点を持ち取り組んでほしいと思いました。
(丸井)環境に対するそれぞれの国の考え方には当然ながら違いがあると思うが、ドイツでは教育、政策、補助金の面で、自然や環境に貢献する体制が整っており、日本と比べると相当先進的だと感じた。
(原田)BDFの施設がとてもコンパクトだったこと。
 もっと大がかりなプラントかと思っていました。
(細見)岡田先生のパワー。バイオディーゼル燃料プラントがものすごくシンプルであったこと。
(石井)岡田先生の底知れるパワーと夢。4時間ぶっ通しで、しゃべり続けても疲れをみじんも見せないところ。
(坂本)改めて、資源の枯渇(エネルギーetc)が身近に迫っていること。


●私が気付いたのは、
(角尾)「環境」といっても漠然としており、グループワークで環境プログラムを作成し、テーマから連想される意見を出していく中で、より具体的なイメージがわき、的をしぼることができると気付きました。
(丸井)兵庫県が環境に関して30年先を見据えるという大変大きなビジョンを持っており、この淡路島での取組みを筆頭に、すでに積極的にそのプランが「実行」されていることを初めて知った。特に兵庫県は、日本海から瀬戸内海まで繋がり、変化に富む気候や風土をもつ県であるが、各エリア毎の地域性に応じたプランが実行されていけば面白いと思う。
(原田)環境教育の手段の自由さ。少し工夫するだけで、大人も楽しめるアクティビティーがたくさんできるということ。
(細見)エコプロジェクトがおもしろい。
(石井)私自身環境問題についてはある程度理解し知識を持っていると思っていたが、それだけではいけないと気付いた。そこから社会貢献等、複合的に考え、取り組んでいくことが環境問題に真剣に向き合える。
(坂本)資源には限りがある→持続可能な資源シフトする。

●私が学んだのは、
(角尾)「環境学習プログラムの取り組み方」
(丸井)エコ、省エネについて、一般的には取り組むべきだが、なかなか実行できないと思っている人は多いと思う。自分自身も正直現地へ行くまでは、油だけを集めて貯めておくなんて面倒だとの印象を持っていたが、現地で分別収集の方法を聞き、処理システムを見てみると、意外にもそれほど苦労や手間がなく、実はシンプルなものだと感じた。
(原田)普段の生活をシンプルにしていくことが、結局大きな豊かさに繋がるということ。普段から自動車を使わず、自転車でどこへでも行くとお話しされる岡田先生の溌剌としたお姿は説得力がありました。
(細見)こんな身近にすごい先進のエコ活動を行っているところがあるとはすごい。エコ活動は地域でできる。act locallyの意味がだいぶ分かった。
(石井)物事を成功させるには、人のつながりが重要であり、人の能力に着目し、仕事の割り当てをすることが重要ということ。
(坂本)エネルギーの有効活用=ムダのない生活。


●私にとって必要だと分かったのは、
(角尾)思っていること、気付いたこと、小さいことから確実に実行することです。
(丸井)講演を通して、「太陽」がこれからのエネルギー資源のキーワードとなる印象を受けた。太陽の光・熱を活用する考え方は、ある意味で古くもあり新しくもあると思うが、(エコハウスを通じて)この大切さをいかに小学生に理解してもらえるかが重要だと思った。
(原田)身近なことがらに対する感度をもっと上げること。例えば、自分の口に入るものがどこから来ているか、どのようにできているか等。
 環境を考える糸口が身近なことがらの中にたくさんあることを意識して生活すること。
(細見)エコ活動は楽しくやろう。
(石井)環境に携わっている者として、今後は人に伝えられるものを身につけなければいけないと感じた。
(坂本)恥ずかしがらずに行動(eco活動etc)すること。考えること。知ること。

●私が実行しようと思ったのは、
(角尾)ゴミの分別、植樹、環境学習等実行したいものは山ほどあります。あとは一歩行動することです。
(丸井)何事も第一印象で否定的な考えをせず、できるだけ自分自身の五感で体験・実感することを心掛け、周りの人間に伝えていきたい。
(原田)たまに流してしまいがちになる、いろいろなエコの習慣(ゴミ分別、水の節約)を地道に続けていくこと。
(細見)環境問題について自分が知らないことが多いので、もっと勉強しようと思います。
(石井)現在私は目先の仕事・生活をこなすのが精一杯で、5年後、10年後のビジョンが無い。目先のことを考えて、それを達成するために、今何をしなければならないかを考え、それを一つずつ消化したい。
(坂本)環境カウンセラーの知識までは難しくても本や情報誌などで「その意見」をもつこと。


●その他、考えたこと、感じたこと
(角尾)私自身初日だけの参加でしたが、なかなか大人がこうして集まってざっくばらんに話し合う機会はないので、こうした場に参加することができ良かったです。
(丸井)この二日間の活動を通して、自然を大切にすること、自然で遊ぶのは楽しいことを、子どもたちに伝えたいと思った。すでに小学校の授業でも地球温暖化や酸性雨等の環境問題が取り上げられ、十分に知識は身に付けているとの話もあったが、自然で遊ぶ体験をさせることで、この自然を守りたい、壊したくないと思わせることができれば良いのかなと思った。
(原田)岡田先生の環境にかける熱い姿勢そのものからもとても刺激を受けました。
(坂本)今回のような合宿形式というのは、個々のテリトリーから離れて自分と向き合って考えるには、とても良いチャンスで効果的だと思いました(少し開放的になってリラックスできました)。