第51号記念挨拶
    継続は力なり
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全神戸製鋼労働組合連合会 
会長 坂 本 靖 幸


 ユニオンオープンハウス要録集第51号の発刊、誠におめでとうございます。心からお祝い申し上げます。
 ユニオンオープンハウスを始めてから約8年で50回を超える歴史を刻まれました。年間6回、2ヶ月に1回のペースであり、執行部・組合員の皆さんの大変な努力に敬意を表するところです。
 対話を重視した「共育・共生・共鳴」にもとづく神鋼環境ソリューション労働組合の運動の基礎がこのオープンハウスにあると考えるところです。
 セミナーの内容は幅広く、環境問題から健康問題さらには働くことについて等々、様々な角度からの見方を示唆したものであり、私自身もいつも読みながら勉強させて頂いています。
 労働組合の教育はややもすると時間と予算の関係で、すぐさま組合活動に役に立つことを重点に考えすぎますが、社会を見る、心を豊かにすることを組合員が共有することも大切な教育であると考えます。
 こうした活動には相当の時間と手間がかかりますが、将来、組合員一人ひとりの考え方に、必ず活きてくるものであると思います。それが神鋼環境ソリューション労働組合の基盤をさらに強固なものにすることに繋がると確信します。
 神鋼連合としても、加盟組合の若手役員を対象とした「神鋼連合アカデミー」を2年間を1単位として、時間をかけて開催する中で、人材の育成に取り組んでいるところです。しかしながら、人数に限りがあり、なかなか全体レベルを上げるには時間がかかります。
 しかし、私は「継続は力なり」の言葉があるようにまずは続けることで、仲間としての連帯感、相互の思いやり、全体としての向上がより強くなってくると考えています。
 貴組合におかれましても引き続き、オープンハウスが稔りあるものとして継続されますことを心より祈念申し上げ挨拶とします。