ご挨拶
全労済近畿兵庫県本部   
理事長 山 路 鐡 男


 神鋼環境ソリューション労働組合が、全労済の「組合員環境活動助成」対象組合として選抜され、目出度く受賞されましたことを、心からお祝いしお喜びを申し上げたいと思います。
 全労済は、1992年より社会貢献活動の一環として、この種、助成活動を実施してきたところであります。
 わが国におきましても、1960年代から70年代にかけて、煤煙、有毒ガスによる大気汚染。排水・廃液による河川・地下水の汚濁、地下水の大量採取による地盤沈下、機械の騒音・振動・悪臭など、私企業や公企業による人偽的災害が多発をいたしました。後に公害問題として厳しい闘いが全国各地で展開されてきたのは、記憶に新しいところであります。
 地球規模で見ましても、いまだ、環境に配慮しないままに経済活動や社会活動が展開され、その結果として、地球温暖化や環境破壊が一段と進んでいる現実は憂慮しざる事態と言えます。
 本来、経済や産業の発展は人々の暮らしや生活の質を高め、豊かさを享受できるところに、その目的があるはずであります。
 今、私たちに強く求められていることは、過去の苦い経験や教訓を生かし、環境に優しい社会を目指すことであります。
 この様な時期に、貴ユニオンが「考働する集団」として、環境問題をはじめとして、国際貢献活動など先進的な取り組みをされていることに、深い感銘と敬意を表します。
 日頃の全労済への限りないご支援に、改めて感謝とお礼を申し上げ、貴ユニオンの一層のご発展をお祈りしご挨拶といたします。