図書贈呈先であるモンゴル国オブス県マルチン郡から
「名誉市民証」を受章2011年3月21日

マルチン郡から関谷氏に贈られた「名誉市民証」。外国人初の受章となった。

 私たちエコユニオンでは2002年から、モンゴル国オブス県マルチン郡に対して図書贈呈活動を行うとともに子供の絵画展の開催など様々な交流活動を行ってきましたが、このたびマルチン郡から前執行委員長 関谷久之氏に対して「名誉市民証」が授与されました。
 マルチン郡との交流は、2002年に当時事務局長だった井上育也氏が現地を訪問。小中学校、幼稚園などの現状を調査し、交流の中心を「図書贈呈」とすることを決定。その後、2004年、2007年、2010年の3度にわたって図書贈呈団を派遣してきました。その間、2008年には、第一次派遣団のメンバーだった故冷水真吾会計監査委員のご両親から寄贈されたバレーボールを届けるなど交流を深め、昨年の第三次図書贈呈団派遣では、ご両親が現地を訪問し、「冷水真吾記念図書室」の開所式やモニュメントの除幕式が厳粛に執り行われました。
 3月21日、関谷氏がマルチン郡を訪れた際に、これまでの貢献に対して「名誉市民証」が授与されました。「今回の訪問はあくまでもプライベートな訪問でしたが、マルチン郡に到着すると郡長、郡評議会議長などに出迎えられ、盛大な歓迎行事が行われるとともに、この席上で『名誉市民証』を授与して頂きました。これまで図書贈呈団として現地を訪問した方々や、チャリティーバザーなどで協力してくださった多くの職場の皆さん方の代表として頂いた名誉だと思っています。」「今回は訪問する先々で大震災へのお見舞いの言葉と心温まる義援金などを頂きました。これまで培ってきたマルチン郡との交流をさらに深めていくために今後も尽力していきたい。」と関谷氏は語りました。


▼▼ マルチン郡の皆さんから震災義援金が ▼▼


幼稚園の子供たちからも心のこもった義援金が。
 このたび、モンゴル国オブス県マルチン郡の皆さんから、東日本大震災に対しての義援金を頂きました。マルチン郡の行政、学校、幼稚園などで震災義援金を募ったところ、534人の方から46万トゥグルグ、日本円で約31,000円が集まりました。この義援金については神戸新聞厚生事業団に寄付させて頂きました。
 阪神淡路大震災の時にいち早く支援物資を届けてくれたモンゴル国が、今回も震災の翌々日に政府として100万ドルの義援金を拠出。その後、国家・地方公務員全員が、月給の一日分を義援金として寄付することを決定。民間レベルでは全国民250万人で250万ドルの義援金を集めることを目標に様々な個人・団体が取り組みを開始しています。まさに国を挙げて日本の被災地支援のために取り組んでいます。

534人の寄付金リスト。  子供たちの絵も一緒に託された。