第6期ビジョンづくり委員会のスタートにあたって
「Five Work(5W)で考えてみよう!」
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神鋼環境ソリューション労働組合
ビジョンづくり委員長 三 枝 大 輔


 私は、今回、ビジョンづくり委員会の委員長という大役をまかせていただくことになった三枝です。御存知の方もおられますが、所属は土建技術部になります。私自身も前期のビジョンづくり委員会のメンバーだったのですが、業務の都合であまり参加できませんでした。今回は、企画から関わり、運営する側の立場となりましたが、気持ちの上では、前期に参加できなかった分、みなさんと学び・体験を共有することで、一緒に成長していきたいと考えていますので、2年間宜しくお願いします。

 ビジョンづくり委員会は、これまで様々な切り口で参加者の人間的な成長につながる活動を行ってきましたが、今回は「Work」という言葉に注目し、単なる仕事や業務というものではない働き方や生き方という観点から「Work」について考えていくということで、「Five Work(5W)で考えてみよう!」をメインテーマに活動を進めていくことにしました。

 ここ最近、ワーク・ライフ・バランス(Work・Life・Balance)=WLBという言葉を良く耳にしますが、これは「仕事と生活のバランスを考え人間らしい豊かな生活をしよう」という考え方です。
 そこで、「Work」を辞書で引くと、職業(Profession)、仕事(Job)、労働(Labor)、努め(Duty)、勉強(Study)、作品(Work)という意味があるようです。私自身に置き換えてみると、職業(Profession)は会社員あるいはエンジニアであり、仕事(Job)は土木建築に関する設計管理業務となります。労働(Labor)は、働いてその対価として賃金を得ている労働者であり、努め(Duty)は安全、品質、納期やコストに責任を持つこと、勉強(Study)では土木・建築に関する資格取得ということになり、最後に作品(Work)という意味では出来上がったプラント施設といえると思います。
 みなさんもそれぞれ置き換えることができると思いますが、しかしながら、これは企業に所属しそのモノサシで測った考えで、家庭人として当てはめると違った答えが見えてくるでしょうし、企業や家庭を離れたところで自身の「Work」といえるものを持っている人も多くいるでしょう。そういう意味では「Work」は「Life」であるとも言えるかもしれません。

 また、ワークのつく言葉を調べてみました。まずは、ライブワーク(Live Work)。これは生きるため、食べていくための仕事ということです。次に、ライクワーク(Like Work)。これはそのままの意味で好きな仕事ということです。次はライフワーク(Life Work)。最もよく耳にするのではないかと思いますが、この仕事が生きがいとか天職といったことになるようです。最後4つ目はライトワーク(Light Work)。これは、周りの人等第3者を輝かせる、自分自身が光を放つ、または社会に光を当てるような仕事といったことのようです。先に述べたものから順次グレードとしては、上がっているような感じではありますが、これは一つの考え方だと思います。これらを参考に、5つ目として自分自身は何ワークなのか、または何ワークを目標にしているのかといったことを考えていただければと思います。

 様々な切り口でこれから「Work」について学び、ディスカッションし、自分の中にある「Work」を見つめ直して、将来の目標につなげていくことができれば良いと思っています。また、様々な部署の同世代のメンバーが集まる貴重な機会と思いますので、コミュニケーションをとってお互いにつながりを持っていただきたいです。

 座学だけではなく、体を動かし体験できるもの、ディスカッションでお互いが理解し合うもの等、これから様々な仕掛けを作り、最後にみなさん方から「参加して良かった」と言っていただけるように、運営側も勉強しながら一緒に成長していきたいと考えていますので、これから2年間宜しくお願いします。