日本センター企画展

 5月29日(土)、8:30にエネレル子供センターを出発し、15:00にウランバートルの日本センターに到着した。今回の旅では図書贈呈の次に重要な企画であるパネル展、特別講演、ミニコンサートを開催する。企画展の準備は既にウランバートル滞在組によって終了しており、後は本番を待つのみであった。
 パネル展については、エコユニオンの活動紹介やモンゴル国との交流紹介に加え、神鋼鋼線工業と当社従業員の家族(子供)が描いた絵や写真の展示、モンゴル国との交流に関する要録集の展示も実施した。日本センター殿の共催ということで、玄関ホールの使用料の免除や、センター職員の方に展示の準備について全面的に協力していただいた。展示については、特別展として1週間、常設展示をしていただいた。
 講演ではエコユニオンとモンゴル国との交流として、大野団長(執行委員長)よりこれまでの具体的な交流の内容や活動の経緯について報告が行われ、続いて、デムベレル氏より但東町との留学生受け入れ交流の内容について紹介が行われた。その後、特別講演として、児童作家のダシドンドグ先生による特別講演が行われ、移動図書館の活動紹介や著書の紹介について、身振り手振りに加え、歌を交えた楽しい講演となった。 
 引き続き、楽団「イフガザル」のメンバーによる民族音楽の演奏が行われ、馬頭琴やホーミーの幻想的な生演奏に出席者が聞き入った。
 当日は、休日にもかかわらず、図書贈呈団のメンバーに合わせてマルチン郡の関係者や日本センターを利用している方々を含め、約30名強の方々に講演を聞いていただけ、展示についてもセンターを利用する学生やセンター職員の方々を含め約50名強の方々に見ていただくことができた。
(東田貴志)

   

企画展の様子
   

ご講演いただいたダシドンドグ先生

楽団イフガザルのメンバー