モンゴル文化の紹介 |
O.ガンバヤルさん |
B.ボロルサイハンさん |
は じ め に |
皆さんサインバイノーこんにちは。留学生のボロルサイハンです。ガンバヤルです。本日はモンゴル国文化の紹介をさせて頂きます。紹介させて頂くのは、モンゴルの遊牧民が住んでいるゲル、食文化、日本の相撲でも大活躍している力士で有名なモンゴル相撲、民族衣装であるデール、最後に皆さんに『こんにちは』以外のモンゴル語を覚えて頂くためのモンゴル語の紹介です。 |
1.遊牧民の住まい・ゲル |
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図3 ゲルの内部 |
賞品のキーホルダーを渡すボロルサイハンさん |
2.食文化 |
次は食文化です。遊牧民はゆっくり座って話しながら食べる時間がないため遊牧民の食事は短時間でお腹いっぱいになる料理になっています。その中でボーズ、ホーショルという伝統料理があるのでこれを紹介します。ボーズは日本の肉まんと外観は似ていますが、イースト菌は使用せず、小麦粉と水だけで皮を手作りで作ります。中身は主に牛や羊の挽き肉を入れます。味付けは塩味ですが、日本の塩に比べて塩っ辛くなく、日本で言うとラーメンなどに使われる岩塩を使用します。これを先程の皮で包み蒸して作ります。次にホーショールです。中身はボーズと同じ牛や羊の挽き肉とタマネギが入っており、塩こしょうで味付けします。これをボーズと同じ小麦粉の皮で包んで油で揚げます。ここでクイズです。モンゴルではミルクティを毎日飲んでますが、モンゴル独特の味がします。皆さんミルクティを飲んだことはありますか。モンゴルのミルクティを用意したので味見してみたい方に飲んで頂き、その感想と何の味付けかを聞きたいと思います。いかがですか?(3組程手を挙げて試飲し感想を述べる)「しょっぱい」「塩の味」(女の子が答える)正解です。モンゴルのミルクティは塩味です。モンゴルではミルクティに塩を入れます。意外にミルクと塩は合うんです。良かったらまだいっぱい作っていますので後程飲んでみて下さい。正解した彼女にお土産を差し上げます。(会場拍手喝采) |
図4 |
おそるおそるモンゴルのミルクティを飲む参加者 |
3.モンゴル相撲 |
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4.民族衣装デール |
続いて民族衣装のデールの紹介です。デールは遊牧民が日常生活で着ており乗馬のときに足が開き、乗馬しやすくなっております。冬は中に毛皮を合わせ、春秋は綿を合わせ、夏は薄い生地でデールを作っています。遊牧民は1年中デールを着てます。シルクで作ったデールはお正月、入学式、卒業式、結婚式等の特別なときに着られています。デールを着るとき男性は帯を太く巻いて男らしく見せます。モンゴルの男性はデールの帯と帽子を大切にします。それは勇気や運が帯や帽子に宿っているとされているためです。絶対に床に置いたり、踏んだりしません。すごく大切にします。ここでクイズです。モンゴルの靴は牛の皮で作られていますが、モンゴル靴の先が上に尖がっている理由とは何でしょうか? 正解は家畜においしい草を食べさせるため、靴先で地面を傷めない様にするためです。 |
図6 モンゴルの民族衣装 |
5.モンゴル語 |
最後のモンゴル語ですが、モンゴル語は昔、縦文字を使っていました。日本語とは反対で縦書きで左から右に書きます。現在はロシアのキリル文字を使っております。教科書や新聞は全てキリル文字です。モンゴル語と日本語の文法は似ており、言葉の並べ方は全く同じです。従い、単語を覚えるとモンゴル語が話せる様になります。モンゴル語には日本語にない発音があります。母音は7つあります。ここで簡単なモンゴル語を紹介します。私が先に読みますので後から皆さん一緒に発音して下さい。「こんにちは→サインバイノー」「私の名前は○○です。→ミニー ネル ○○」、「どうぞよろしく(知り合えて嬉しいです。)→タニルツサンダー タータィバイン」「ありがとう→バヤルラー」「さようなら→バヤルタイ」「はい→ザー」「いいえ→ウグイ」 次のモンゴル語の発音は日本語と似ています。「大丈夫→ダジグイ」「若干→ジャーハン」 以上で本日のモンゴル国文化の紹介を終わります。バヤルラー!!(ありがとう!!) |
図7 |
図8 |
ジグジッド大使(中央)と、イベントにご協力いただいた留学生のみなさん |