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財兵庫県産業労働部 政策労働局長
岩 根  正 氏


 兵庫県政策労働局長の岩根でございます。
 特別イベント「もっとモンゴルが好きになる日曜日」が盛大に開催されますことを心よりお喜び申し上げます。
 また、開催にご尽力いただきました兵庫県勤労福祉協会の久保理事長、柳田中央労働センター館長、さらにはデムベレル博士をはじめ関係者の皆様に心から敬意を表します。併せて、これまで12年の長きにわたり、モンゴルとの交流を深めてこられた神鋼環境ソリューション労働組合の皆様のご努力にも、心から敬意を表します。
 私も、この「大好きなモンゴル展」を拝見させていただきました。煉瓦ギャラリーに並ぶすばらしい写真から、モンゴルの子ども達と神戸の若者とのほほえましく温かい交流が、ひしひしと伝わってまいりまして、一際感動を覚えました。
 そのきっかけが、17年前の阪神・淡路大震災とお聞きしました。実に悲しい出来事でありましたが、それを乗り越え、人と人との絆が、国境を越えてつながり、一層強く結びついていくことに、改めて不思議さと、そして何より素晴らしさを強く感じました。
思い起こせば、震災直後に、モンゴルから、いち早く様々な支援をいただきました。「困ったときに助けてくれるのは、真の友」と言われるとおり、私たちは皆様のご厚意を決して忘れません。
 このほか、本県とモンゴルの間には、様々な交流があります。震災の翌年、モンゴルでは、森林大火災が起こり、多くの森林が消失しました。
 モンゴルから森林再生への支援要請を受けた兵庫県は、神戸製鋼所とコープこうべと連携して、森林再生を支援いたしました。また、財団法人ひょうご環境創造協会も、同様の支援に取り組まれました。
 また、豊岡市では、旧但東町が1985年からモンゴルとの交流を続けており、1996年には「日本・モンゴル博物館」を開館するなど、現在までモンゴルの文化を広く県民に紹介されております。
 そして、大変嬉しいことに、本年1月1日に、大阪にモンゴル総領事館が開設されました。
 このように行政、団体、企業、県民の様々なレベルで行われている多様な交流によって培われた絆が、今後もますます強くなっていくことを、心から願っております。その意味においても、この交流イベントの開催に、心からの賛辞を贈ります。

 最後になりましたが、ご参加の皆様方とモンゴル国のますますの発展を祈念いたしまして、私の挨拶とさせていただきます。