次の10年への大きな第一歩となった
「大好きなモンゴル展」
img1_1.jpg
神鋼環境ソリューション労働組合
執行委員長 大 野 公 一


 「マルチン村はほんとに小さい寒村。阪神淡路大震災にモンゴルはいち早く救援の毛布などを送ってくれた。お礼に神戸から贈られた図書室があり、大切に使われている。」海外旅行ガイドブックの「地球の歩き方・モンゴル」にこんな記事が載っています。この図書室こそが1999年から始めた私たち神鋼環境ソリューション労働組合とモンゴルとの交流の中ででき上がった「冷水真吾記念図書室」です。

 このたび、兵庫県中央労働センターからのご提案により、私たちのこれまでの活動を紹介させていただく場として「大好きなモンゴル展」を開催していただきました。
 「一方的な支援ではなく、心の通う交流を!」を合い言葉に図書の贈呈から始まった私たちの活動は、マルチン村と神戸の双方での「子どもの絵画展」や音楽会の開催、バレーボールの指導など大きな金の架け橋を築くことになりました。

 今回開催された「大好きなモンゴル展」は、私たち神鋼環境ソリューション労働組合の12年間の交流の軌跡について写真を中心に紹介したものです。開催期間中、5,000名を超える方々に展示を見ていただくことができました。また2月12日に開催した特別イベントには、500名近い方にご来場いただき、小さな労働組合の小さな活動が、次の10年に向けて大きくその第一歩を踏み出すことができたと思います。

 今回の企画展が契機となり、モンゴルとの交流が末永く続き、交流の輪がさらに広がっていくことを心から願っています。

 最後になりますが、この「大好きなモンゴル展」を主催していただいた兵庫県中央労働センター、そして後援・協力団体として応援していただいた皆さま方に心から感謝申し上げ、本報告書発行にあたっての御礼のご挨拶とさせていただきます。