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第8回 あいゆう会バスツアー
開 催 日 :
開催場所:
2007年6月10日(日)
兵庫県洲本市ウェルネスパーク五色/津名ハイツ

 毎年の恒例行事となった春のバスツアーは、会員のみなさん68名とガイド役の現役8名をあわせた総勢76名の参加のもと、明石大橋を渡り春の風薫るウェルネスパーク五色へ向かいました。
 ウェルネスパーク五色は、五色町出身の「高田屋嘉兵衛」の偉業を紹介する公園や、洋ランセンターなどがあり、またエコ体験ができる施設も備えられています。
 今回は、エコ体験として、「ケナフの紙すき」「バンダナのケナフ染色」をしました。みなさん、「われこそは素敵な作品を!」と大いに熱が入り、出来上がった作品を手に、互いの作品の品評会まではじまり、盛り上がりました。
 その後、津名ハイツへと場所を移して昼食会が行われ、お互いの近況報告や昔話に花が咲きました。


 総会に引き続き、シニア世代の生きがいや仕事のサポートを行っているNPO法人「しゃらく」により、「地域との交流やボランティア活動への参加」をテーマとした活動の紹介が行われました。(活動報告の内容については、引き続き本誌に記載しています)
 総会および活動報告の終了後、温泉への入浴休憩をはさみ懇談会が開催され、久しぶりに集まった仲間が近況を報告し杯を重ねあう姿が見られ大いに盛り上がりました。今回の懇談会にも例年同様に、あいゆう会から招待を受けた青年部とユニオン委員、ブロック委員の有志が現役代表として参加し、楽しいひとときを過ごしました。

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温室内には様々な洋ランが栽培されており、ほっと一息
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昼食会では昔話に花が咲きました
   

全員集合

ケナフでバンダナを染色

帰りの車中は
お疲れモードの人も……



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和 田 文 雄
  今回のバスツアーは非常に楽しかった。それは今までになく楽しい親睦が図ることができたからです。みなさんと話をしていると、なんだかパワーをもらったような気分です。今は、書道の展覧会に出展するため頑張っているところですが、今回のバスツアーでもらったパワーを元に、張り切って良い作品を作っていきたいと思います。紙すきは、残念ながら今回参加しなかったけれど、見学していると非常に楽しそうで、次回はぜひ参加したいと思いました。

北   純 一
  ウェルネスパーク五色では、「ケナフの紙すき」を私も体験させてもらいました。一緒に紙すきをやっていた先輩が、色折り紙を使って飾りとして入れ工夫を凝らしながら無邪気に作業を進めている光景は、かつて私たちを厳しく指導していた先輩からはとても信じられない光景であり、同時にとても微笑ましくも映りました。バスツアーを通して、みなさんお元気で私自身が圧倒されそうでしたが、先輩方に負けないようこれからも頑張っていきたいと思います。

吉 村   健
  今回、バンダナづくりに挑戦した。と、いうのも、2年ほど前から地元のサークルではじめた卓球の練習で汗っかきの私は、汗が目に入らないようにバンダナが欲しいと考えていたからだ。出来はイマイチかなぁと思ったけど、この間、卓球の練習中に頭に巻くとメンバーに「いいねぇ」と褒められた。作って良かった。


完成したバンダナを手に……


「四国八十八カ所」を踏破して〜老人歩きへんろの独り言〜
横 田 方 信

img12.jpg 1,200年前に弘法大師が開祖した歴史ある霊場を巡る四国八十八ヶ所巡拝の旅は、江戸時代にブームになったとも伝えられ「四国遍路道」と呼ばれている。今回、2度目の歩いて巡拝する「歩き遍路」に挑戦した。
 「お遍路さん」と呼ばれる巡拝の魅力の一つは、1,200kmを踏破する遍路を支える「お接待」である。接待する側の人達はお接待を当たり前と思ってくれ、何の見返りも求めず土地や建設費用を提供して「遍路小屋」を建ててのもてなしをしてくれる方もいる。歩き遍路にとって、本当に心身共に休まるオアシスであり元気の源になっている。
 このように、地元の人達の活動や行動を直接、見て、聞いて、温かい心に接していると、新聞やTVで毎日のように報道されている事件や悪質な談合、裏金、年金問題など殺伐とした昨今を憂えずにはいられない。
 最近は、信仰心の他に、癒しを求めたり、自分探しの旅であったり、観光目的であったり、団塊世代でお金と暇ができた方々など十人十色であり、多くの出会いがあった。どのような目的であれ、寺の境内には何とも言えず厳かで落ち着いた気分にさせられる雰囲気があり、お参りする時の気持ちは、万人に共通するものがあるのではなかろうか?
 今回は時間をかけてゆっくり巡拝し、四国のみなさんの温かい心にもう一度触れてみたい、ゆっくりお参りしたい、そこから何かを得られればという気持ちでスタートした。
 「ゆっくり、ゆっくり、楽しみながら。時間はいくらでもある。」と心に言い聞かせ、はやる脚にブレーキをかけながらの巡拝であったが、天候に恵まれ、足の豆以外は快調そのもので体調も良く、お接待に力をいただきながら進んだ。1日に平均で32kmを歩き、初めの計画よりも大幅に日数を短縮し36日間で無事結願することができた。旅を終えた達成感と感激にあわせて、最後まで歩き通すことができた己の体力と精神力に満足する。
南無大師遍照金剛


遍路小屋で仲間と休憩